日本のリハビリにおける課題
日本のリハビリにおける課題
・私たちが考える日本のリハビリにおける課題
私たちは、脳梗塞の後遺症に悩む方々に十分なリハビリを受けていただく環境作りを目指してまず日本で開設しました。
回復期リハビリテーション病院やデイケアなどの患者さんと関わると、もっと充実した個人のニーズを満たせるリハビリ環境が必要だと感じることは多いです。
しかしながら、現在の日本の制度においては、その環境を提供するのは難しいといえます。なぜなら、
①リハビリの期間が定められている
②目標を自分で決められていない
③公的保険制度は国民のすべてのニーズには対応できない
からです。このような課題に直面し、リハビリの力を熟知している我々は脳梗塞後遺症の改善を目的としたサービスを立ち上げました。
課題1:リハビリを受けられる期間が定められている
脳梗塞の患者さんは現行の診療報酬制度では150日~180日までしかリハビリは受けられません。また現在は回復期リハビリ病院でもいかに短期間で大きく改善できるかを評価する指標が導入され、現在の制度上最も充実してリハビリの受けられる回復期リハビリテーション病棟でも在院日数を短くすることが求められています。短期間で回復でき、社会や自宅に復帰できた方は良いのですが、回復に期間を必要とし、まだまだ回復できる可能性があるのに期間が来たために、退院せざるを得ないケースがあるのも事実です。
継続してリハビリを行いたいけれども、現在の制度では回復期リハビリテーション病棟を退院した後に、充実したリハビリを受けられる環境はほとんどありません。
結果的に諦めるか、現状で満足するしかないという状況になってしまいます。
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